社員インタビュー

サカエの先輩たちに、仕事内容や経験談、仕事のやりがい、これから入社しようとしている後輩たちに向けてのアドバイスを話し合ってもらいました。

《参加者紹介》※ 左上から時計まわり
 
・佐藤 真弥   医用・科学機器事業部 製造課 2014年新卒入社 
・鈴木 良順   医用・科学機器事業部 開発課 2017年新卒入社 
・内野 諒太郎   ヒーター機器事業部 製造課   2013年新卒入社
・村越 祥子   ヒーター機器事業部 製造課   2016年中途入社 

《参加者紹介》※左上から時計まわり
 
・新井 都夢矢 ヒーター機器事業部 品質管理部     2010年新卒入社
・山口 拓実  医用・科学機器事業部 製造課      2010年新卒入社
・南 晴男   ヒーター機器事業部 開発・設計グループ 2005年中途入社
・三友 康至     医用・科学機器事業部 製造課      2005年新卒入社 
 

人事責任者メッセージ

社員が誇りと喜びを共有できる会社を目指して

 
サカエは「会社を継続させる」「社員を幸せにする」という2つの経営理念を掲げています。人と社会の進歩発展に貢献する価値を創造し、適正な利益を上げ、堅実な経営に撤する。そして、社員が誇りと喜びを共有できる会社を目指しています。
私たちが求める人材は、「素直な人」です。素直な人の周りには自然と人が集まり、情報も集まり、知識や経験が増えて成長していくと思うからです。当社は異分野の事業を行い、多様な製品を創っているので、きっと興味のあるものを見つけて活躍する場があると思います。
皆さんのご応募、会社見学をお待ちしています。
 
総務部 部長
西村真由美


■ 若手社員トークセッション

新卒の入社3年以内の離職率が10年以上もゼロというサカエ。アットホームな雰囲気で若手がのびのびと働けるところが、その理由の1つかもしれません。4 名の若手社員に職場環境や仕事のやりがいについて聞きました。

――入社の動機と入社後の印象について教えてください。
 
村越
私は会計事務所からサカエに転職し、経理部を経て、昨年10月にヒーター機器事業部の製造課に異動しました。製造の仕事は初めてですが、毎日いろいろなことが経験できるのですごく楽しいです。

佐藤

私は地元企業を中心に就職活動をしていく中で、サカエが医療機、ヒーター、事務機器と異分野の事業を行っている会社だというところに惹かれて入社しました。入社後は営業や生産管理などいろいろな経験ができるので、自分のためになっていると感じています。
       佐藤 真弥

鈴木
私は大学の研究室でサカエと産学共同研究を行ったのが入社のきっかけです。共同研究の中で「医療現場の方々や患者さんが使いやすい便利な製品をつくりたい」という皆さんの考えや一生懸命な姿勢に共感しました。海外にも進出したいという松本社長の熱い思いにも心を動かされました。入社後は試薬開発だけでなく、製造や品質管理などの業務にも携わっています。

内野
私は自社で医療機器の開発から製造まで行っていることに興味を持って入社しましたが、新人研修中に経験した事務機器部門がおもしろそうだと思って希望を出しました。ちょうど初の自社ブランドの立ち上げと重なり、最初から関われたのはとても良い経験だったと思います。

 

        内野 諒太郎

――職場はどんな雰囲気ですか
 
鈴木
試薬開発グループは5名のチームですが、それぞれ専門分野が違うので、入社年や年齢にかかわらず誰とでも意見を言い合える雰囲気で、とてもいいなと感じています。
 
佐藤
若い社員が多くて活気があります。また、先輩に相談したときは皆さん親身に答えてくれるので、自分も後輩が入ってきたときはそういう対応をしたいと思っています。
 
村越
工場の皆さんは仲が良いし、気さくだと思います。何かを探しているとすぐに声をかけて手伝ってくれますし、とても優しいです。そこがサカエのいいところだと思います。
 
内野
ヒーター機器事業部は年上の人がしっかり指導してくれるので、初めてのことでも安心して挑戦できます。生産数が増えたときには他グループから応援にきて、チームプレーもしっかりできていると思います。

鈴木
私は開発の担当ですが、製造現場をまわっていると製造ラインのパートさんからアドバイスをもらったりします。開発と製造が一緒になって良くしていこうという雰囲気があると感じます。一人暮らしなので、皆さんが食事の心配もしてくれます。(笑)

       鈴木良順

村越
サカエは新卒で入って長くいる人が多いですよね。やっぱり居心地がいいんだろうなと思います。
 
佐藤
普段から先輩ともよくご飯を食べに行くし、仲はいいですね。夏はバーベキュー、冬はスキーやスノボなど、部署や年齢、役職に関係なく声をかけ合ってみんなで行っています。
 
鈴木
そうです、先週もみんなで一緒にスノボに行きました。工場や部署が違ってもほとんどの人の顔と名前はわかりますね。
 
佐藤
入社後は4ヵ月間の研修ですべての職場をまわるので、今でもヒーターの製造現場に行くと、皆さん声をかけてくれます。
 
内野
私もヒーター機器事業部に異動になって鬼石工場に行ったら、5年経っているのに名前を覚えてくれている人がたくさんいました。みんなが新人を迎えてくれているんだなぁって改めて思いました。
 
鈴木
社長との距離も近いですよね。用があれば社長の方から職場に来て、気さくに話しかけてくださるし、社長への報告も役職関係なく当事者が行うのがサカエのやり方です。昨年、社長と上司に週一回のペースで実験の報告をする機会がありました。毎回けちょんけちょんに(笑)指摘されましたが、とてもいい経験だったと思います。
 
佐藤
私も「いずれ経理をやりたいなら自分の部署の事業計画をつくってみなさい」と言われて、短・中期の事業計画をつくりました。厳しい指摘もされましたが、非常にいい経験でした。
 
  
――仕事をする中でどんなときにやりがいを感じますか。
 
佐藤
私は部材の仕入れから請求書の発行まで携わっているので、ミスをするとお客様に迷惑をかけてしまいます。そういう責任のある仕事を任されているのは、やりがいでもあります。
 
内野
前部署で品質管理をしていたときは、全国各地へ修理やメンテナンスに行っていました。お客様に怒られることもありましたが、「ありがとう」と言ってもらえることもあって、うれしかったですね。メンテナンスは地味な仕事ですが、お客様の声を開発に伝えて、それが製品の改良につながったときにはやりがいを感じました。

村越
異動して4ヵ月経ち、以前は気付かなかったことがわかるようになってきました。そういうときは自分の成長を感じられて少しうれしいです。それと、周りの人に「がんばってるね」とか「ありがとう」と言われたときに、もっとがんばろうと思います。

       村越 祥子

鈴木
私も作成した技術レポートなどを褒められると、やって良かったと思います。自分の成長も感じられますよね。
 
 
――現在の目標は? また、将来挑戦したいことや夢はありますか?
 
内野
異動して間もないので、クリーンルームの管理業務を自分一人でできるようになることが今の目標です。開発や営業と協力して、新しい仕事の可能性というところからも考えていきたいです。また、入社当時に興味を持っていた開発業務もチャンスがあれば挑戦してみたいという気持ちもあります。
 
佐藤
昨年、事業計画の仕事に携わったので、次の目標は事業部の増収・増益計画の策定です。ゆくゆくは経理や経営企画の仕事をしたいと思っているので、いろいろな部署で経験を積んでいきたいです。
 
村越
私は先輩たちのように、周りをよく見て仕事ができるようになりたいと思います。仕事で必要な免許の取得などにも挑戦していきたいです。
 
鈴木
私の目標は新しい試薬を開発することですから、まずは中心メンバーとして取り組んでいきたいです。そして、将来は「こういうことは鈴木に聞けばいいよ」と言われるような頼れる存在になりたいです。


■ 中堅社員トークセッション

鬼石工場と東平井工場で、開発・製造部門のリーダー職として活躍している4名に、それぞれの部署の取り組みや後輩に求める人物像について聞きました。

――各部署の取り組みについて教えてください。

山口
医用・科学機器事業部は、自社ブランド事業を中核に、OEM事業も行っていますが、その中で私は糖尿病の指標になるグリコヘモグロビンの分析装置「A1c Gearシリーズ」を担当しています。これはサカエが開発・製造している自社ブランドの装置で、現在国内で第2位のシェアなので、早くトップにしたいというのが目標です。そのためにも製造も開発と一緒に品質の向上やコストダウンに取り組み、より良い製品をつくっていきたいです。

       山口 拓実


私はヒーター機器事業部で、半導体関係の装置や航空機搭載用の温水器などを開発しています。加熱や冷却などの温度制御も含めて、熱機器としての製品やソリューションを強くすることを目指しています。ニッチな業界だからこそ、新しい製品や今まで以上に付加価値を付けた製品を創り出すことが必要だと考えています。
 
山口
実は医療機器も温度管理が大事で、「A1c Gearシリーズ」にもヒーター技術が生かされています。装置の性能を左右するヒーターを社内で調達するという形で互いに連携し、製品づくりができています。

新井
私たちは、「ヒーターの社外クレームゼロ」という品質目標を掲げて活動しています。工程内の不良を明らかにして、それをコツコツと解決していき、昨年度初めて温水器用ヒーターの社外クレームゼロを達成し、チームで社長賞の表彰をしていただきました。自分たちで考え実行してきた結果なのでうれしかったですね。やりがいも感じています。今年度もクレームゼロを更新中で、連続表彰を目指してがんばっています。

       新井 都夢矢


5年くらい前まではクレーム多かったもんね。
 
新井
そうそう。返品や検品・交換作業も多かったけど、今はほとんどなくなりました。これは品質管理部だけでなく、製造部のみんなも一緒にがんばったからできていることだと思います。

三友
改善活動を定着させるのは難しいですよね。医療機器の製造部門のみんなも、市場クレームゼロを目指してとても意欲的に取り組んでいますが、以前は会社命令でやらされているって感じでした。やったり中断したりを繰りしながらも続けてきて、ようやく「自分たちで考えて現場で改善しよう」という意識に変わってきたと感じています。

 

       三友 康至


お客様が品質監査などでいらっしゃったときに、10年近くも改善活動を続けているのを知ると、「途切れずにやってきているのはすごいね」と驚かれます。
 
三友
現場の人が提案し、改善して実際に効率が上がると達成感があるので、また次の意欲につながっているのかな。その提案をしっかり吸い上げて実行していくことが大切だと思っています。
 
新井
ヒーター機器事業部は、毎月グループのリーダーたちが集まって品質会議を行い、工程内品質をグラフ化して対策と効果を共有し、改善に生かしています。品質会議を7年間休むことなく続けるってすごいと思う。成果が出ればみんなのやる気も出て、温水器ヒーターのクレームゼロが達成できました。次は、特殊ヒーターグループのクレームゼロを目指して、みんなで1つ1つ改善を重ねています。
 
三友
私は異動してまだ半年ですが、前部署の品質管理で得たノウハウを医療機器の生産現場でも生かしていきたいと思っています。
 
 
――サカエの企業風土について教えてください。
 
新井
社員の幸せを経営理念に掲げていて、そのために何をすべきかがいろいろな方針の基になっています。少人数だからやることもたくさんありますが、がんばりや成果を賞与などにしっかり反映してくれるので、やりがいもあると思います。
 

ヒーター機器の開発は営業と一緒に顧客訪問することも多く、開発や購買の方と直接話をしながら仕事を進めることができます。新製品開発などの際もそれぞれの担当者が自分の考えを言える機会が多いのがいいところだと思います。
 
山口
やりたいことができるのはサカエの一番いいところですよね。これは会社全体で言えることだと思います。


配属先は、理系は開発や品質管理、文系は営業や生産管理が多いですね。理系の場合、電気、電子、機械など、いろいろな分野はありますが、例えば、ヒーター機器事業部は電気、機械両方必要です。入社後に配属の希望を聞かれる機会が何度もありますから、研修期間を通してやりたいものを見つければいいと思います。社長は基本的には本人がやりたいことをやるのが一番と考えているみたいですから。(笑)

     南 晴男

新井
ヒーターの開発担当者は、品質保証的なこともやっていますね。開発して評価をして、その繰り返しです。
 
山口
人によって専門分野も得意分野も違いますが、各部署とも少人数体制ということもあって、業務範囲は広いですよね。
 
新井
人数が少ない分アットホームな雰囲気です。年齢や部署は関係なしで、みんなで集まってスノーボードに行ったりしています。20代の若手が企画しているようですが、僕たちにもよく声をかけてくれます。
 
 
――どんな人材を求めますか?
 
新井
目標に向けて、ちゃんと自分の考えを持って行動できる人、言われてやるのではなくて「自分はこういうことがしたい」という考えを持って行動できる人です。それから、責任感を持って途中で逃げ出さない、少しずつでもいいのでコツコツとできる人ですね。
 

いろいろなものに興味を持って、技術を仕事に生かすことができる人がいいと思います。例えば、新人の頃は展示会に行っても何があるかもわからないんですが、ヒーターはいろいろなものに使われているので、仕事をしていくとだんだんと搭載商品や機能も見えてくるようになります。広く興味を持てる人が早く成長できると思います。
 
山口
新卒はスキルや資格、学校での成績というより、その人のやる気が大事だと思います。間違ってもいいからしっかりとコミュニケーションがとれれば、いい仕事ができるようになります。ただし、がんばりすぎず、ほどよく息抜きしながら、やるべきところと力を抜くところを使い分けできる人が適応しやすいのかな。
 
三友
同感ですね。私も大学の専攻は電気でしたが、結局は仕事をしていく中で覚えたことの方が多かった。知識だけでなく仕事に対する前向きな姿勢が大切です。何かにぶつかったときに、どうやって解決していけるか考える力がある人が伸びるし、仕事でも力を発揮できると思います。